なぜ8ビットマイコンを今更取り上げてAIを作ろうとしているかの経緯を話します。
元々AIには興味を持っていたのですがGPUによる高速演算とテンソンフローの公開により続々と個人ベースで高性能な人工知能システムを完成させている事例を見聞きするにつれ自分もそれに参加したくなったのです。
特にスマホにニューロエンジンと呼ばれる専用ハードウェアが搭載されたことが決定的な出来事でした。
現在スマホのアプリエンジニアとして仕事をしておりいよいよ直ぐそこまでAIが近いてきています。
今後もアプリ開発の現場に留まるためにはAIのスキルも必要と思いました。
西暦2000年前後の頃に汎用ICやPCのグラッフィックボードを使用して低価格で高速計算機を構築する研究結果が出始めその後FPGAを使うなど高性能化が更に進んでいきました。このような背景が第三次AIブームを引き起こした遠因なのでしょう。スーパーコンピュータ並みの計算能力を個人が手に入れることができる時代になったのです。
1995年に完成したGRAPE-4は5Wで243.2GFLOPSを達成したそうです。https://ja.m.wikipedia.org/wiki/濱田剛
個人にとってはその計算機の開発費用もさることながら消費電力も重要な所有の条件です。大容量電力を個人ではとても用意できません。
5Wなら自分でも容易に環境を作ることができます。