いくら安価な部品で構築できたとしても運用に費用がかかっては意味がありません。実際の事業として考えると人件費や何やらと運用費はかかりますが、ここでは消費電力について考えます。一般にCPUの消費電力は、
P = f・pt・C・V 2
で表されます。f は動作周波数,、pt はスイッチング確率, C は負荷容量、V は電源電圧です。
動作周波数を下げる 計算量を減らすことにつながるので動作周波数を下げないで考えます。
スイッチング確率を減らす 目的の計算以外をさせないようなハードウェア、ソフトウェア設計が可能です。
負荷容量を減らす いつか1チップ内に集積できれば容量を減らせるでしょう。
電源電圧を下げる 当面5Vでいつか1〜3.3Vで制御できます。
動作周波数、スイッチング確率、負荷容量、電圧(FSCVと命名します)に注意を払い設計を進めれば低電力のAIが作れるでしょう。