スイッチのON、OFFを繰り返してAND回路やOR回路などを組み合わせた論理回路に仕事をさせるのですが、スイッチのON、OFFを人手でやるわけにはいきません。そこで人手で動かさないスイッチが必要となります。
最初に計算に使われたそのスイッチは継電器、今の言葉でいえばリレーと言います。上の写真がその実物のリレーです。
リレーの仕組みは簡単で中のコイルに電気を流すと芯が磁石になり、その磁石に吸い付いた鉄片がスイッチのように回路を繋いだり切ったりします。電信時代の技術で電気機械の一部です。1950年代後半にカシオがリレー式の計算機を商用化しています。この計算機は電気の流れを制御して計算を行うので電気計算機となります。