に「演繹オブジェクト指向」云々とあります。システム名がキホーテというのですが、ちょっとネーミングが気になります。
プログラムから構造に関する部分を取り除く手法のようです。実際必要な機能とアプリケーションとしてまとめるための構造の部分が分離されていればなんと素晴らしいことでしょう。
期待が膨らみます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsai/10/5/10_761/_article/-char/ja
動的継承演繹機構(Dynamic IDM : Inheritance Deduction Mecha-nism)
クラス間の継承関係を,演繹の結果に基づいて動的に変化させることができる
オブジェクトはメッセージを受け取り対応するメソッドを実行する。
メッセージに対応するメソッドがない場合はスーパークラスに対応するメソッドがないか探す。
スーパークラスに対応するメソッドがない場合はさらに遡ってスーパークラスに対応するメソッドがないか探す。これをルートクラスまで繰り返す。
ルートクラスまで遡っても見つからない場合は演繹システムにオブジェクトを送って対応するメソッドを探す。
メソッドが見つかった時点でそのメソッドが実行されるが見つからない時は例外処理を行う。
という流れで処理が進んでいくようです。メッセージを受け取ってその内容で処理を行うソフトウェアの仕組みはよくあります。
スーパークラスを遡ってもメッセージを処理する仕組みもよくあります。
アプリ内にメッセージに対応したメソッドがない場合は演繹システムにお願いする仕組みが特徴的ですね。