リレーで論理回路

 リレーが手に入ったので論理回路の実験をしてみました。初期の計算機はリレーでできてたといいます。電気計算機というのでしょうか。

リレー式AND回路

 テスターでは3.625Hzと表示されていますが体感的にはその1/2だと思います。NE555で発振させた信号を二つのリレーで構成したAND回路に入れてみました。トグルスイッチを入れると信号がそれぞれのリレーに入力されます。AND回路なので両方のスイッチが入っていないと出力のLEDが点灯しません。2Hz弱の信号ですが明滅が全て連動している様子が動画でわかります。

リレー式AND回路への入力信号の周波数を上げてみた

 少し周波数を上げてみました。秒あたり5回位のスイッチングを目視で確認できました。

トグルスイッチ
トグルスイッチ
リレー OMRON G2R-1-H
リレー OMRON G2R-1-H
リレー OMRON G2R-1-H
リレー OMRON G2R-1-H
リレー OMRON G2R-1-H
リレー OMRON G2R-1-H
リレー OMRON G2R-1-H
リレー OMRON G2R-1-H
リレー OMRON G2R-1-H
リレー OMRON G2R-1-H
リレー OMRON G2R-1-H
リレー OMRON G2R-1-H
リレー OMRON G2R-1-H
リレー OMRON G2R-1-H
リレーで作った論理回路
リレーで作った論理回路

 秒5回位の動作速度であれば人間には親しみやすい速度ですがリレーの耐久性が気になります。電卓は作れてもやはりCPUは無理でしょう。電気計算機と電子計算機の境がここにあります。ブール代数は19世紀半ばに生まれ、20世紀半ばには商用計算機がリレーで作られています。